皆さんは、あるものが人の顔に見えたり動物に見えたりしたことはありませんか?パレイドリアPareidoliaはギリシャ語のpara(逸脱した)という接頭語と、同じくギリシャ語のidolia(偶像)という語を組み合わせて19世紀に造られた用語で、知覚したものがそうではないと認識しつつも身近な別のものに感じてしまうことで、一種の錯覚現象です。
例えばこの写真では樹の幹に上目遣いの眼があるように見えます。黒目と白目があり、まぶたもあって夜に見えたら怖いかもしれませんね。木の節が眼にみえてしまうのはよくあるパターンです。

次の例では丸くなった石鹸の表面に”お仕置きだべ~”でおなじみのドクロベエ様が浮かんでいます。泡がついてふやけた部分ががたまたまドクロの形に見えたわけです。あまりないことです。

最後は床タイルブロックついた人型に見えるシミです。頭・胸・おなか・お尻・太もも・脛が見て取れます。子供に向かって優しく「どうしたの?」と声をかけている女性のように見えますね。めったに現れない形です。

これらは視覚的パレイドリアとよばれるもので私が経験した例ですが、皆さんも似たようなことを経験されたことがあるのでは思います。それでは聴覚的パレイドリアも存在するのでしょうか。
私が初めて沖縄に行った折、遊覧船に乗ろうとして段差に足を掛けようとした時に、誰かに遠くから自分の名前を呼ばれた気がして後ろに振り向いた瞬間、足首を思いっきり捻挫してしまい歩けなくなった苦い思い出があります。今から考えると心霊現象といったものではなく、聴覚パレイドリアだったのでしょう。いわゆる空耳というやつですね。皆さんも、空耳には気を付けましょう…。