聴覚情報処理障害(APD)について

 聴覚情報処理障害(Auditory Processing Disorder)とは、難聴がないにもかかわらず言葉の内容が聞き取りづらくなる障害です。症状としては、聞き返しが多い、雑音の多い環境で聞き取りにくい、長く話されると集中が途切れる、早口で話されると理解できないなどがあります。耳鼻科に行って症状を訴えても聴力検査では異常なしとされ、見過ごされることもあります。成人でも小児でも起こりうるものですが、一人で悩みを抱え込んでしまう場合があり、周囲からのサポートが必要となります。